西穂高(H29・12・1)
毎年この時期になるとなんだか無性に雪化粧の穂高を見に行きたくなります。
今頃、穂高は雪に埋もれている頃でしょうねぇ?・・・・
今年は、天候が不順ですね。何とかチャンスはないか?
天気図の高圧線が緩むタイミングに合わせ、西穂高に出かけてきました。
新宿7:00発のスーパーあずさで松本まで、バスに乗り換え新穂高ロープウェイ山頂駅に到着したのが12:30分。
軽い食事を摂り、冬装備を整え、屋外に出ます。
一面の雪景色、冬山です。
今年は、思った以上に雪が多いい。
初めからアイゼンを装着することにしました。
ここから先は、登山者が多いいのですが?今日は誰もいません。
歩きにくい新雪に足を取られながら今宵の宿「西穂高山荘」を目指します。きつい山道を登り、森林限界の森を超えて行きます。
森を抜けると山小屋が見えてきます。
4時前に小屋に到着しました。
宿泊者(登山者)は、誰もいません。今宵はわれらの2人だけのようです。
5時起床。外はまだ真っ暗。6時を過ぎる頃ぼんやりと明るくなってきました。
一面のガスで景色は何も見えません。
6時半、太陽は出てはいるはずなのに・・・・ガスはとれるかなぁ〜
朝食をとり出発の支度をしていると、外が明るくなってきました。
ガスを通して太陽が見えます。
外に出ると身を切るような寒さ。
昨夜も雪が降り、一面の銀世界、ふかふかの新雪です。
アイゼン装着。
7:00、出発。道は全く見えません。
雪面にピッケルを差し込みながら慎重に登ります。
登り始めの斜面は、雪が深くラッセルを強いられます。
小屋を振り返ると雪に埋もれています。
登り始めからおばさんは、しり込みです。
もうすぐ稜線に出ます。風が強くなります。
はい松はすっかり凍てつきエビのしっぽが発達しています。
風の強い稜線を一時間ほど進むと丸山への登り稜線が見えてきます。あの赤布を目指してラッセル。
その向こうが丸山山頂です。
ガスの向こうに薄っすらとピラミッドピークが見えます。
何とか丸山に到着です。
夏だと何ということもないところですが、少し感動しています。
泣く泣くついてきたおばさんは、山頂標識を撫でています。
強風で吹き飛ばされるガスの切れ間から、時折、青空がのぞきます。 ガスの切れ間からのぞく群青の天空に、一瞬、幻のように真っ白い雪を戴いた西穂高岳の山頂が浮かび上がり消えて行きます。
飛騨側から吹き付ける強風は、穂高を覆うガスを信濃側の盆地に運び奥穂・前穂・槍へと続く山稜を覆いつくしています。
夏の登山シーズンには銀座のような賑わいを見せるこの山域も、冬のこの時期は雪に覆われた厳寒の世界に一変します。
強風と身を切るような寒さ、本物の雪山が此処にあります。
もう少し此処にいたい。そうすればガスが切れるかも・・・
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