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標識で軽やかに

平成26年6月の週末、外に立っているだけで辟易するような蒸し暑い夜のことである。
 
 
人々が雑多に行き交う池袋駅東口の高速バス乗り場に、今宵1晩を過ごす「ホワイトビーチシャトル」号が姿を現した時、ついている、と思わず小躍りしたくなった。
「ホワイトビーチ」などという海岸が日本にあったかしら、と一瞬思ってしまうが、直訳すれば「白浜」で、大宮を始発にして、池袋・新宿・横浜を経てから、紀伊半島西岸を経由して南紀白浜まで710kmあまりを疾駆する夜行高速バスの愛称である。
 
長距離を走る夜行バス路線は、発着するそれぞれの地域のバス事業者が交互に運行することが多い。
「ホワイトビーチシャトル」号は、首都圏側を西武バス、南紀側を明光バスが担当しており、僕のような一介の乗客にとっては、どちらのバスに当たるのかは運次第である。
 
 
西武の夜行バスには、何回か乗車したことがあった。
「ホワイトビーチシャトル」号と対比を成すかのように、紀伊半島東岸の町を結ぶ大宮・池袋-勝浦温泉間夜行高速バスも、西武バスが運行している。
勝手知ったるバスが来ることは、ハズレがない安心感にもつながるけれど、画一的に見える長距離バスでも、バス会社によって雰囲気は大きく変わる。
 
平成の初頭のこと、東京と長野を結んだ夜行高速バス「ドリーム志賀」号に初めて乗った時は、東京駅の乗り場に、子供の頃から乗り慣れた長野電鉄バスが姿を現しただけで、もう故郷にたどり着いたような気分になった。
 
「このバスは一路信濃路へ参ります」
 
との運転手さんの何気ないアナウンスに、望郷の念が猛烈に湧き上がってきたことが、今でも忘れられない。
東北へ向かう夜行高速バスで運転手さんが「おばんです」と挨拶したり、西へ向かう高速バスの案内がコテコテの関西弁だったりという経験もある。
 
それが思わぬ旅情をそそることも多く、全国一律のJRや航空機では味わえない旅の醍醐味だと思っている。
 
 
「ホワイトビーチシャトル」号を見かけたことは、それまでに2回あった。
いずれも東名高速道路足柄SA下り線のことで、1回は、大宮・池袋・横浜から長駆福岡へ向かう「ライオンズエクスプレス」号の休憩中に出会った「ホワイトビーチシャトル」号は、緑色の明光バスの車両だった。
東京から白浜までバスで行けるようになったことは知っていたけれど、実物を目にすれば、無性に乗りたくなった。
 
昭和の末から全国的に高速バスの路線が増え始めた頃には、
 
「この街にもバスで行けるようになった」
「あんな地域にまで高速バス路線が延びた」
 
という新鮮な驚きに、わくわくする日々を送っていたものだった。
実際に、高速バスが通じたから訪れたという街は少なくない。
 
最近は高速バス路線網も飽和状態になったようで、未知の土地へ向かう新規開業路線は滅多になくなってしまったけれども、平成25年3月に開業した「ホワイトビーチシャトル」号は、久々に心が躍る新路線だった。
 
 
首都圏と紀伊半島の西岸地域をダイレクトに結ぶ交通機関は、羽田空港と南紀白浜空港を結ぶ航空路線を除けば、これまで存在したことがなかった。
開業の報を耳にして、一刻も早く乗ってみたくなったのも無理からぬことであろう。
「ホワイトビーチシャトル」号を初めて見た1年後に、ようやくその願いがかなったことになる。
 
2度目は徳島行き夜行高速バス「マイフローラ」号に乗っていた時で、白地にライオンズマークが描かれた西武バスだったが、ハイデッカータイプの車両だったから、背の高いスーパーハイデッカーを投入していた明光バスより多少見劣りがした。
ハイデッカーもスーパーハイデッカーも、乗り込んで眠ってしまえば乗り心地にそれほど違いはなく、ともすれば、車高が低いハイデッカーの方が揺れが少なかったりもするのだが、それでも、天井が高い客室にはゆとりがあるし、堂々たる外観と合わせて、比べてしまえばどうしても明光バス便に乗りたくなる。
 
その後、スーパーハイデッカーの白浜行き西武バスを見る機会もあったから、足柄SAで見かけたのは続行便だったのかもしれないけれど、池袋駅前に緑と白に塗り分けられた爽やかな塗装の明光バスが現れた時には、とても嬉しかったのだ。
 
 
開かれたスィングドアの前に集まった乗客の中で、そのようなことに喜んでいたのは僕だけだったろう。
他の乗客は至って事務的に運転手さんの改札を受け、かさばる荷物をトランクに預けてステップを上がっていく。
 
僕が指定された席はA-3で、3Aなどと座席番号を振ることが多い他社のバスと異なり、アルファベットと数字を逆に並べるのは西武バスが絡む路線に多い。
アルファベットを振らずに前方から1、2、3……28、29などと番号だけで表示するのは、近鉄バスが主導権を握る路線に見られる方法である。
 
 
このバスは20時ちょうどに発車する大宮駅が始発で、そこから乗車してきた客もいるのだろうが、僕が乗り込んだのは最後の方だったから、自席で一夜の準備を終えた客が、大宮から乗っていたのか、池袋からなのかという区別はつかない。
 
ほぼ満席の乗客を乗せて定刻20時40分に池袋を出発した「ホワイトビーチシャトル」号は、明治通りを南下して新宿に向かう。
 
煌びやかなネオンが車内に差し込んでくる池袋の繁華街を出て、目白台地を緩やかにカーブを描きながら下り、我が国でも初期の立体交差として知られる千登世橋の古風なアーチをくぐり抜けて、寄り添ってくる都電荒川線とともに、桜並木に縁取られた神田川を渡るあたりは、都心とは思えないほど潤いのある風景である。
学習院と早稲田大学がひしめく直線区間に入り、戸山団地を左に見ながら進み、伊勢丹の手前で靖国通りに右折すれば、今度は歌舞伎町のどぎつい照明が車窓を彩る。
JRの大ガードをくぐって新宿駅西口に至るルートも含めて、僕の自宅に程近い見慣れた沿道風景であるが、夜行高速バスの高い視点から見下ろせば、まるで別の街を走っているかのような新鮮さがある。
 
 
新宿駅西口ロータリーの片隅で乗車扱いをしている最中に、窓のカーテンを開けて、路線バスを待つ帰宅途上の人々を見下ろしていると、つい先程まで自分が身を置いていた日常生活が彼岸のことに思えてくる。
南紀白浜行きの夜行高速バスを見上げながら、路線バスを待つ人々がどのような思いを抱いているのか、その無表情さから伺い知ることは難しいけれども、こちらは遠くへ旅立つ喜びが一層強くなる一瞬である。
 
平成28年4月に営業を開始したバスタ新宿では、長距離バスやリムジンバスばかりが発着する訳だから、日常が同居する光景は皆無で、なかなか味わいにくい感慨かもしれない。
 
21時10分に新宿を発った「ホワイトビーチシャトル」号は、高層ビル街を抜けて首都高速4号線の新宿ランプに入り、首都高速環状線と1号羽田線、横羽線を経由して横浜駅に向かう。
前途は迂遠だと言うのになかなか首都圏を抜け出さないから、もどかしく感じる時間であるが、御苑、赤坂、六本木、芝といった都心部や、浜崎橋JCTでほんの一瞬だけ左手に広がる東京湾とレインボーブリッジ、お台場など、東京の夜景を存分に楽しむことができて飽きることはない。
 
 
22時10分発の横浜駅東口YCATバスターミナルを出ると、交替運転手さんが前方からひょっこりと顔を出した。
 
「皆さん、こんばんは。本日は明光バスの白浜行き夜行高速バスを御利用下さいましてありがとうございます」
 
と一礼しながら、車内設備と翌朝の到着時刻の案内が始まる。
その口調が朴訥かつ独特の抑揚があり、「7時」を「ななじ」と表現するあたりなどは、関西弁とも大きく違う紀州弁の味わいが満点で、和歌山のバスに乗っているのだな、と嬉しくなってしまう。
紀州弁の特徴として「さ行」「た行」「ら行」が混同されることはよく知られており、難波と和歌山市を結ぶ南海電鉄の特急電車「サザン」の車内放送では、
 
「でん車両だ席指定、特急『サダン』和歌山港行きでごだいます」
 
などというアナウンスを聞くことができたという。
 
「どうきんって漢字出てこやんわ!このパソコン壊れちゃーるわ!」
 
という台詞も紀州弁の一例としてよく取り上げられるが、「ホワイトビーチシャトル」号の運転手さんは、さすがに文字の混同は無かったものの、緊張しているのか、頑張って標準語を使おうとしているためなのか、たどたどしいアナウンスが逆に好ましい。
最近は録音による標準語の案内が増え、高速バスに乗って目的地の地域性を実感したのは久しぶりのような気がする。
 
 
車の波に揉まれるように保土ケ谷バイパスを北上し、横浜町田ICから東名高速道路に入ってからは熟睡した。
 
途中、足柄SAでの休憩でバスを降りて用足しを済ませた事はかろうじて覚えている。
「LIONS EXPRESS」号でも目にした奈良行き「やまと」号や、今治行き「パイレーツ」号、高松行き「ハローブリッジ」号などを見かけたことは、後で撮影した写真を見て思い出したくらいで、夢のひとコマのような消灯前の休憩の記憶である。
 
はっきりと目を覚ましたのは、翌朝、阪和自動車道紀ノ川SAで休憩した時だった。
和泉、岸和田、泉佐野など大阪湾岸の街を抱く河内平野と、橋本、貴志川などの紀ノ川沿いに開けた平地を隔てている葛城山系を越えた阪和自動車道が、和歌山平野に飛び出していく場所である。
 
霊山峰の山腹で眺めが良く、眼下に銀色に輝く紀ノ川の流れを一望しながら身体を伸ばせば、遠くまで来た、という実感がこみ上げてくる。
時刻はまだ午前5時半であるが、夏の陽は高く昇り、この日も暑くなりそうな予感がした。
なだらかな山並みに囲まれた和歌山平野も、強い日差しに照らされてゆらゆらと揺らめいている。
展望台に添えられた花壇に、色とりどりの花が咲き乱れている。
 
 
ここからは、大阪発白浜行き「白浜エクスプレス大阪」号で10年程前に走った懐かしい行程だが、「ホワイトビーチシャトル」号は細かい経路で若干の相違がある。
 
河川敷にこんもりと木々が繁る紀ノ川を渡り、和歌山市街の東側を南下して海南ICを降りた「ホワイトビーチシャトル」号は、JR紀勢本線海南駅で最初の降車扱いをする。
 
海南ICから再び高速道路に戻ったかと思うと、両側の車窓は、眩いほどの青葉に覆われた山肌に遮られてしまう。
長さ1830mの藤白トンネルをはじめ、1240mの下津トンネル、和歌山県内最長を誇る3831mの長峰トンネルと、長大トンネルが連続する。
平行する国道42号線や紀勢本線が海岸線に沿って大きく西に迂回する区間であるが、ハイウェイは内陸の山岳地帯を真っ直ぐに貫いていく。
有田ICからの湯浅御坊道路も同様で、地図を見れば、ジグザグに波線を描く鉄道に対して、高速道路は、和歌山市から御坊までほぼ一直線に伸びている。
 
 
有田川に沿って紀勢本線が右手から近づけば、険しい山越えも終わりを告げ、バスは有田ICで再び高速道路を降りて藤並駅に寄る。
 
続く御坊ICでも降車扱いをするが、海南、藤並、御坊の各停留所は、「白浜エクスプレス大阪」号では停車しなかったように記憶している。
「ホワイトビーチシャトル」号だけが立ち寄っていく3つの町には、かつて、JR紀勢本線から枝分かれするローカル私鉄があった。
海南市の日方駅から登山口駅まで行く野上電鉄、藤並駅と金屋口駅を結ぶ有田鉄道、そして御坊駅と日高川駅を結ぶ御坊臨海鉄道である。
 
野上電鉄は、たわしやロープなどの特産品を港のある日方町へ運搬することを目的として、大正5年に開業した。
有田鉄道は、沿線で穫れた木材や有田みかんなどの農産物を湯浅港まで運搬するため、大正4年に開業している。
 
いずれも紀勢本線が開通するよりも8〜9年前のことで、成り立ちや開業時期など何かと共通点が多い2つの私鉄路線が、和歌山県南地域に近代交通の恩恵を初めてもたらした功績は大きい。
 
 
紀勢本線が開通したことで、野上電鉄では、日方駅の構内に「連絡口」と命名した駅を新たに設け、国鉄海南駅との連絡を図っていた。
しかし、モータリゼーションの影響で乗客数が減少し、平成6年に鉄道とバス路線の全線を廃止して、会社は解散してしまう。
 
有田鉄道も衰退の一途をたどり、平成13年には運転本数が1日2往復まで減らされて、「最も運行本数の少ない私鉄路線」として鉄道ファンに珍重されることになる。
晩年の利用者数は1日平均29人だったというから、平成14年12月に廃止されたのもやむを得ないことであろう。
 
 
一方、御坊臨海鉄道の開業は紀勢本線開通後の昭和6年で、町外れにある御坊駅と市街地を結ぶことが目的だった。
御坊と日高川の間の営業距離は3.4kmで、日本で最も短い私鉄であった。
 
鉄道ファンになりたてだった子供の頃に御坊臨海鉄道の写真を見て、あちこちが凹んだり錆び付いたりしている旧式な車両に、いつか乗ってみたいものだと胸をときめかした。
全国版の時刻表の片隅に掲載されたこの鉄道の欄を何回も繰り返し眺めたものだったが、ついに乗る機会には恵まれなかった。
 
昭和48年に、鉄道会社としての箔付けを欲した東京の不動産会社に買収されて紀州鉄道と壮大な会社名になったものの、平成元年には西御坊と日高川の間が廃止されて、営業距離は2.7kmと更に短くなってしまう。
 
統計上では、日本一営業距離が短い鉄道事業者としては、鞍馬山鋼索鉄道のケーブルカーの207mが筆頭であり、普通鉄道では南海電鉄線の末端区間に和歌山県が敷設した2.0kmの路線や、京成電鉄線の末端区間に敷かれた芝山鉄道の2.2kmが挙げられるが、いずれも他社路線の延長上に過ぎず、独立した路線としては紀州鉄道線が最短である。
不動産会社のサイドビジネスと成り果てているとは言え、1日20往復が運転され、年間利用客が10万人を数えるという現状は立派なものだと思う。
 
 
有田ICから御坊ICまでの19.4kmの区間は国道42号線のバイパスとして建設された湯浅御坊道路に変わるが、設計速度時速80kmの往復2車線構造で、阪和自動車道と一体化している。
 
御坊ICの手前の山中に、川辺ICが設けられている。
「川辺 日高川」と書かれた道端の標識に、釣鐘に炎を吹きつける大蛇の絵とともに「道成寺」と記された看板が付けられているのが目に入った。
 
室町時代に演じられた能の「道成寺」や、それを元に作られた歌舞伎の「娘道成寺」の物語は、子供の頃に父から概要を聞かされて、心に強く刻まれていた。
無性に怖かったのだ。
その舞台がここだったのか、と、居住まいを正す気分になる。
 
 
元となった安珍清姫の伝説は、「今昔物語」などにも著されている。
 
時は醍醐天皇の御代、10世紀初頭の延長6年夏のこと、奥州白河より熊野に参詣に来た僧の安珍は、大変な美形で、紀伊国牟婁郡真砂の庄司清次の館に宿を借りた際に、その娘清姫に一目惚れされる。
積極的に迫る清姫に、安珍は思わず清姫を抱き寄せてしまいそうになるが、自分は出家の身、妻を持つ訳にはいかないと思い直し、
 
「私は熊野詣の途中です。日々精進潔斎してここまで来ました。今ここで精進潔斎を破れば、神仏の罰が私と貴女の両方に下ることでしょう。熊野参詣を果たした後、ここに戻ってくるので、その時まで待って下さい」
 
と言い逃れ、熊野に参拝した後はさっさと別路で帰途についてしまう。
怒った清姫は裸足で追いかけて上野の里で追いつくが、安珍は、自分は別人であるなどと嘘を重ね、熊野権現に助けを求めて清姫を金縛りにした隙に逃げ出す。
清姫の怒りは天を衝き、遂に、火を吹きつつ川を渡る蛇の姿と化した。
道成寺で梵鐘の中に逃げ込む安珍であったが、蛇身となった清姫は鐘に巻き付き、安珍は鐘の中で焼き殺されてしまう。
そして、清姫も蛇の姿のまま入水したのである。
 
物語では「帰りに寄るから」と清姫を騙した安珍の因果応報とされているのだが、男の立場からすれば、修行中であることを忘れず、言い寄る女性を拒む行為は僧として当たり前で、殺されるとは酷すぎる、と、子供心に理不尽さを感じたものだった。
そんな疑問を抱きながら父の話に聞き入った幼少の記憶が呼び覚まされて、懐かしさとともに、紀州に来た、という実感が募る標識だった。
 
 
次の印南SAバスストップからは、「白浜エクスプレス大阪」号と共通の停留所になる。
ただし、印南SAから白浜まで、「白浜エクスプレス大阪」号は12ヶ所の停留所に停まっていくが、「ホワイトビーチシャトル」号は9つの停留所に絞っている。
印南SAは市街地からはずれた山の中腹だが、専用の駐車場が備えられて地元住民の便が図られている。
 
次の停留所のみなべ役場前に停まるために、バスは速度を緩めて、阪和自動車道みなべICを降りた。
コンビニと工場と農協の建物が並ぶだけの、何とも殺風景な停留所で、陽光だけが賑々しく跳ね回っている。
紀州梅で有名な「みなべ」が「南部」であることは、「白浜エクスプレス大阪」号に乗車した時に初めて知った。
「なんぶ」と読んでしまいそうな難読地名であるから、町ごと平仮名表記に変えてしまったのだろうか。
 
阪和道の終点は南紀田辺ICであるが、「ホワイトビーチシャトル」号は高速道路に戻らず、国道42号線・熊野街道で、海岸線に沿って走り始める。
右手には、ぎらぎらと日差しを反射する紺碧の太平洋が、車窓いっぱいに広がった。
濃緑色に覆われた山中の高速走行からの、鮮やかな色彩の変化は、夜行明けでうつらうつらし始めていた僕の眠気を吹き飛ばすのに充分だった。
 
 
芳養駅前バス停を過ぎると、国道の周囲が建て混んできて、大きな街に近づきつつあることが察せられる。
 
熊野大社の入口として「口熊野」と称され、武蔵坊弁慶の故郷、また、源平合戦で活躍した熊野水軍の根拠地としても知られる田辺市は、南国らしく陰影の少ない街並みだった。
車ばかり多くて、人通りが少ないのは、今やどの地方都市でも共通の現象である。
こんな狭い道をバスが通っていいのだろうか、と息を呑むような街路で、路駐の車をよけたり、対向車とのすれ違いに苦労しながら、市役所前、田辺駅前、つぶり坂と、市内停留所で少しずつ客を降ろしていくうちに、バスに残っているのは、わずか数人ほどになっていた。
さすが、和歌山市に次ぐ県内2位の人口を誇る街だけのことはある。
 
 
田辺まで来れば、終点の白浜町は、田辺湾を挟んだ反対側だった。
珊瑚礁の触角のように入り組んだ入江を右手に眺めながら、バスは国道42号線を離れて、田辺と白浜を隔てるなだらかな丘陵を越える。
幾艘もの漁船やレジャーボートが、波に揺れている。
 
海産物を扱う土産物店が並ぶとれとれ市場前を過ぎれば、次は白浜バスセンターである。
「ホワイトビーチシャトル」号の終点は、1kmほど先の新湯崎停留所なのだが、僕は次の乗り換えの都合から、ここで下車した。
 
時計の針は、定刻の7時56分より少しばかり早い、午前7時半過ぎを指している。
バスセンターが建つ街角は閑散として、バスを降りた数人の客が消えてしまうと、人っ子1人見当たらなくなった。
かすかに潮の香りを運んでくる風が、からりとして爽快だった。
 
 


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すごく常識的なんだけど、

 

 

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こんにちは。

いつもご訪問ありがとうございます。

 

Enjoy ワーママ♪ プランニングコーチ &

格上げおしゃれプランナー

石原こころ です。 

黄色い花黄色い花

 

 

子育て、家事、仕事と

さまざまな「大変」が積み重なるワーママは

知らず知らずの内に疲れがたまりがち。

 

 

スピードと情報が溢れている現代社会は

肉体以上に気持ちが疲れがちです。

 

 

疲れをためないためには

気持ちにゆとりを持つことが大切です。

 

 

私のご褒美時間を増やして

気持ちのゆとりを持ちやすくできる

魔法の引き出4しつ目は

 

 

習慣化

 

 

そもそも人間の日々の行動の約8割は

無意識で行動していると言われています。

 

 

例えば、毎朝の通勤で

今朝はいつもは寄らないコンビニに寄ろうと

思って家を出たのに、

気が付いたら、寄らずに会社に着いちゃった…

なんて経験ありませんか?

 

 

毎日慣れた通勤経路で通勤することは

無意識でも行動できる = 習慣

です。

 

 

初めていく場所だと、

時間を逆算して早めに家を出たり、

駅の改札出口を間違わないよう

標識をしっかり確認したりと

意識した行動となります。

 

 

習慣には、行動のほかに

【思考】

【言動】

がありますね。

 

 

自分のご褒美時間が欲しい!

と思っているあなた。

 

 

忙しさを理由にあなた自身が

自分の時間を持つことを諦めれば

外部環境の変化が起きない限り

自分の時間を持つことは

おそらく叶わないでしょう。

 

 

何をどんなふうに習慣化していくか

が大切です。

 

 

習慣とは

朝起きて顔を洗ったり、

食後に歯を磨いたりするように、

何かをやるために意志を使わずに

無意識にその行動に移せることです。

 

 

その都度、

やるかやらないかを判断したり、

考えたりせずに、

その場面がきたらそれはやる!

と決め、無意識でできるようになるまでは

意識的かつ継続的にやり抜きましょう。

 

 

あぁ、私自身も耳が痛いです(''◇'')ゞ

 

 

今日の引き出しは

「 習慣化 」

 

 

人間は誰もが怠け者です。

 

 

子育て、家事、仕事で忙しい

ワーキングマザーが

ご褒美時間を持つ夢を

夢で終わらせないためには

夢を叶えるための行動を習慣化する

ことです。

 

 

生活だけで精一杯の思考は

今すぐ無理矢理にでも手放しましょう!

 

 

今日はここまで。

 

 

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「グランツーリスモ」が発売されたね。日付が変わった瞬間からプレイ可能だったから、早朝4時ぐらいに起きてやってきたよ(笑)

 

PSVRでのレースゲームは「」と「」と、この前買った「」、俺は未プレイなんだけど「VR Cart」っていうやつもあるね。あとは「トラックマニアターボ」なんていうのもあるけれど、あれはレースゲームと呼んでいいのかな〜? 「」もちょっと違うね。

 

まぁ、なんにせよ、かなりの宣伝がされている大作の一本だからね。なんやかんやで楽しみにしていたよ。

 

因みに、今回自分が買ったのはシーズンパスが付いたデラックス版だね。体験版は一週間前にちょっとかじったぐらい。

 

うん、前置きはこれぐらいにして本題に行きましょう!!

 

 

見出し概要

見出し見出し見出し見出し

購入先:国内ストア

ジャンル:レースゲーム

言語:日本語

コントローラー:デュアルショック専用

視点:常時一人称視点

移動方式:-

 

 

 

見出しVRツアー

見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し

ゲームを起動すると体験版と同じTV出力に関する設定画面が。適当に済ませてメインメニューへ。

 

因みに、今回VRモード以外の部分も全てPSVRを被ってシネマティックモードでプレイしたね。シネマティックモードのサイズを大にして車の前方視点に切り替えれば少しはVRっぽくなる気がする(笑)

 

んで、に派手なペイントのアウディをプレゼントされたんだけど、今回は黒のフォードを貰ったね。マクラーレンは貰えなかった(笑)

 

あと驚いたのが、体験版のデータを引き継ぐ事が出来たね。製品版でもアウディや獲得したお金を使う事が出来た。

 

(今回はフォード。前回のアウディよりこっちの方が好きだね)


うん、新たにフォードを貰った後に、早速【VRツアー】を起動。

 

【VRツアー】では【VRドライブ】と【VRショールーム】の2つのモードがプレイ可能だね。全編VRでプレイ出来ないのは残念だけど、これは事前にアナウンスがあったからね。OKよ。

 

んで、先ずは【VRドライブ】からだね。モードを立ち上げるとコース選択の画面が現れるんだけど、コース数は全部で38だね。その内同じコースの内回りと外回りがあるから、実質はその半分ぐらいの数になっちゃう。

 

そして何より気になったのが、コースの大半がレース場で、「ドライブクラブ」のように景色を楽しめるコースがあまり無さそう…? 大半のコースがロックされているし、この時点では不明なんだけど、これはかなり不安だね。

 

とりあえず、体験版でプレイした一番始めのコースをチョイス。

 

(う〜ん、この時点でいきなり不安が)

 

続けてマシンの選択画面に移る。自分の場合スタート時に選択出来るマシンは21台だったね。

 

ん〜、そうね〜、一通り全てのマシンを眺めてみたんだけど、特に気になるマシンは無かったから、貰った黒のフォードに乗ってみる事に。

 

その後、AT、MTの選択やマシンのカラーの選択を経過して、ドライブ前の最終設定画面に。ここで【オプション】や【マシンセッティング】という項目を確認してみると、かなり細かい設定が出来る事が明らかに。

 

ただね…

 

あんま興味がない(笑)

 

これは「ドライブクラブ」の感想日記を読んでくれた人ならわかるかもしれないけど、俺自身この手のゲームの"走り"の部分はどうでもよくて、綺麗な風景を眺めながらカッコイイ車に乗れればそれでいいのよ。

 

だから、この辺の設定は今後もいじる事は無いだろうね。

 

(マシンの選択画面が2つに分かれているのは何故だ…?)

 

(マシンの細かいチューニングが可能)

 

 

 

見出しドライブスタート!! …ドライブ?

見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し

うん、そんなこんなでいよいよドライブがスタート!!

 

すると…

 

 

おぉっ!! 画質いい!!

 

うん、ドライバーの手元や車内の映像が「ドライブクラブ」よりクッキリしているし、ハンドルの皮の質感とかもいい感じ。

 

ただ、肝心の背景は…

 

これはね、もう今の内に書いておくよ。ハッキリ言って、PSVR&PS4でレースゲームを作る事の限界を感じた。「ドライブクラブ」よりはいい画質なんだけど、それでも遠景はまだまだ。特に日本の道路なんかを走っていると、標識も読めないレベルだし、テクスチャの貼り遅れ(?)みたいなものも目立つ。

 

PSVRで真の意味で満足出来るレースゲームがプレイ可能になるのは、次の世代以降になるだろうね。現時点ではこれで我慢。

 

(車内の画質はOK 背景は今後に期待)

 

うん、そんな感じで周囲をキョロキョロしていると、突如背後から1台のマシンがこちらを追い抜いていく…

 

これ、ドライブモードじゃないの?

なんで俺以外のマシンが走っているの?

 

大慌てでアクセル全開。必死にその後を追うんだけど…

 

BGMうっせ〜な!!(怒)

 

しかもこのBGMめちゃくちゃダサくね? すぐにOFFにした。

 

次に気になったのが、頻繁に画面が真っ暗になる事だね。カーブの度に真っ暗になってまともに走れない。

 

うん、これは後に判明したんだけど、「グランツーリスモ」ではプレイヤーが動ける範囲にかなり制限がある。オープンカーでも上から顔を出せないし、窓の外から顔を出す事も出来ない。それどころか、助手席の方に顔を動かすだけで画面が暗転してしまう。

 

ただね、俺はこの方法でもし「」みたいな画質が確保出来るのであれば、大いに歓迎なのよね。今回ちょっと否定気味なのは、映像の表示範囲を制限した事によるメリットを感じなかったから。

 

そんなこんなでレースはボロ負け。初級コースでこれか…。先が思いやられる。

 

(この状態で顔を横に動かすと画面が真っ暗に)

 

 

 

見出し個人的に悪い点&良い点

見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し

初戦で敗北を喫した後、もう少し色々試してみる。

 

そこで判明した絶望的な事実がいくつか。

 

経験値やお金、マイレージポイントは【VRツアー】では入手不可

一人でのんびりドライブモードは存在しない

背景は「ドライブクラブ」に劣る

レース中に車から降りて撮影が出来ない

ロードがやや長い

 

その中でもやっぱり一番痛いのが、【VRツアー】だけで遊んでいる限り新しいマシンを買う事もコースをアンロックする事も出来ない事だね。ある程度予想はしていたんだけど、いざ事実が判明すると落ち込むね。

 

ん〜、DLCでゲーム内通貨だけ売ってくんないかな〜? 正直VR以外でプレイしたいとは思わないゲームかな…

 

ドライブモードが存在しないのは残念だけど、ライバルのマシンは1台だけだし、そいつを無視すれば一応ドライブ気分にはなれなくも…

 

ただ、ここで浮かび上がる問題が3番目の背景でして、あまり眺めていても面白くないのよね。一応レベルを10まで上げて半分のコースをアンロックしてきたんだけど、夜の日本以外のコースはイマイチ。背景は「ドライブクラブ」より「ダートラリー」に近いと感じる。

 

さらに、「ドライブクラブ」でいつも楽しんでいた車から降りての写真撮影が出来ないのも辛い。

 

(画質は「ドライブクラブ」よりはいい。ただ、背景が微妙)

 

ただね、ここまでネガティブな部分を書いてきたけれど、もちろんいい点もいっぱいあるよ。

 

ラリーのようなコースがある

車体が傾く事でより迫力のある走りが可能

車内のグラフィックはいい

背景にオーディエンスがいる

 

うん、ラリーのようなコースは「ドライブクラブ」には無かったし、「ダートラリー」の要素も含まれていると思えばお得だね。車体が傾く要素もこのラリーのコースで体験しやすい。

 

そして車内のグラフィックだね。現時点でまだ23台のマシンしか手に入れていないからバリエーションについては語れないんだけど、今手元にあるマシンを見ている限りだとカッコイイね。

シートやドライバーの身体もいいと思う。

 

(車内の映像には大満足。素晴らしい)

 

オーディエンスがいるのも個人的にはいい。しかも人物の作り込みが「ダートラリー」より上。

 

うん、おそらくお気に入りのマシンが手に入って、それで走れればだいぶ感じ方は変わるだろうね。

 

因みに、今欲しいマシンが2台あってどちらを買うべきか迷っているね。マクラーレンとアストンマーティン。どちらも「ドライブクラブ」でお気に入りだったからね。

 

あと、世界の名所で写真撮影をするモードがあるんだけど、これをVRでやりたかったと心底思ったね(笑)

 

(オーディエンスがいると突っ込みたくなる。「メガトンレインフォール」ではありません)

 

(アストンマーティンを買うためにお金を貯めている)

 

(撮影モード。これをVRでやりたかった)

 

 

 

見出しVRショールーム

見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し見出し

ある程度走ってレースには満足したから【VRショールーム】でマシンを観賞してきた。

 

ここで驚いたのは「ドライブクラブ」のようにマシンを回転させて観賞するのではなくて、プレイヤー自身が停車している車の周囲を移動して観賞するという方法を採用していた事だね。

 

個人的には、まぁアリだと思うんだけど、高さの調整が出来ないのはやや問題があるね。

 

あとは背景かな…。真っ黒な背景しか用意されていないっぽい? メインメニュ

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