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伊勢路歩き旅8日目(2017年11月2日)です。

歩行距離:約20.0q
行動時間:約7時間50分

※歩行距離はGPSログによるものです。私の好みでいろいろ寄り道したところも計測されていますので、実際の距離とは異なります。
※行動時間は歩行時間だけでなく、昼食や休憩、寄り道した時間も含みます。


私が歩いているルートは
こちらのHPでご覧いただけます。


※地図に描かれた青色コースに沿って
歩いています。設定によって、コース中の見どころを表示させることもできますので、ぜひご利用ください。


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前半のコースを全部歩き
この日は尾鷲からスタートです。

尾鷲市街から八鬼山への入口へ向かうと
尾鷲節の道標歌碑があります。


尾鷲節は八鬼山を隔てた
三木里の庄屋の娘と、
矢野浜村の宮大工の弟子との
悲恋を唄ったものだそう。

「八鬼山を鍬でならして通わせる」
という歌詞がせつないです。

そう、尾鷲からの後半は
いきなり八鬼山(標高627m)を越える
伊勢路最大の難所からスタートです。



大きな石油タンクがある工場の横を通り


八鬼山の登り口へ。
駐車場とトイレがありました。



その向かい側が八鬼山の入口。



新宮まで残り62qになりました。



古道に入ると例の100m道標があります。



01/63。

ろくじゅうさん?!
八鬼山は6.3qもあるんですね。

元気に歩くぞー。



便石山を見ながら進み


石畳の道を行きます。



馬越峠より自然に馴染んだ感じの道です。

このあたりの石畳は江戸時代につくられたと
考えられているそう。



ここにも行き倒れ巡礼碑がありました。

案内板によると
巡礼者には体を患っている人も多く、
西国一の難所である、この八鬼山で力尽き
命を落とす人もいたそうです。

体調の悪い人がいると
村人は医者に見せて看病し、
それでも不幸にして命を落としてしまった場合、
その人の国元へ訃報を出し、
地元民の負担で火葬して、
手厚く葬ったとのこと。
その後は初七日の法要も怠らなかったそうです。

この供養塔は江戸末期に茨城県筑波郡伊奈町(今のつくばみらい市)から来た武兵衛さんのものです。

今もお酒が供えられ、大事にされています。

八鬼山にはほかに
長崎、群馬などから来た人、
4基の供養塔があるんですって。


しばらく行くと籠立場に着きました。


ここは紀州藩主(お殿さま)が峠越えをしたとき
籠を休ませたところだそうです。



林道に出たら、舗装路ではなく
石段の方へ進みます。


ほぼ1年前ですが
「本日」ってリアル?。

クリスマス・イブに来るのは
サンタクロースだけにしてほしいです。



八鬼山はここから急坂になります。

石畳の道をぐんぐん登っていきますよ。


そして七曲がりの難所にさしかかりました。


つづら折れの坂道がずっと続きます。



でも、道脇には
お地蔵さまがたくさん置かれていて
見守ってくれているよう。

やさしい表情に励まされます。



桜茶屋一里塚の石碑を見て


蓮華石と烏帽子石を過ぎます。


またお地蔵さまが。


八鬼山のお地蔵さまは
親しみのわく表情です。
持っているのは
モップ?と思ったら(そんなわけない)
錫杖ですね。



またまた急坂を登ると


九木峠に着きました。
ここを下っていくと九鬼の町へ行きますが
八鬼山は右へ、さらに登ります。

登りがつらいときは…


お地蔵さまを拝みながらひと休み。



そして荒神堂まで来ました。

ここにある日輪寺は修験者が開き
1300年もの歴史を持つそうです。



その後もまだまだ登り


No.36、半分を過ぎました。


八鬼山山頂の直下に三木峠茶屋跡があります。

このすぐ上が八鬼山山頂。
八鬼山を登りきりました?。



山頂標識
道から少し入ったところにあります。

Mうさぎさんが教えてくれたので行けましたが、
道標が倒れてしまっているようで
知らないと通り過ぎてしまうかもしれません。


この先の桜広場は
とっても気持ちのいい場所。



ここからは九鬼水軍で有名な
九鬼の町がよく見えます。



九鬼水軍は
戦国時代の海上戦で活躍したのですよね。

入り組んだ入江の内側、
外海からは見えないところに
集落を作ったのでしょうか?


九鬼といえば
三重県のスイーツ男子Yさんが
九鬼名物「九鬼水軍虎の巻」を
差し入れしてくれました。


モチモチのカステラ生地で
カスタードクリームが巻かれていて
おいしかったです。

これは予約しておかないと買えないのだとか。
九鬼まで買いに行ってくれて
ありがとうございました。
そして、ごちそうさま。


ところで
八鬼とか九鬼とか、鬼がつく地名が
この辺りには多いですね。

尾鷲の方に聞いたところ、
「鬼」というのは修験者のことで
その行場が地名となって残っているそうです。

九鬼というのは9番目に開かれた
行場なんですって。


桜広場をあとにして八鬼山を下ります。


登りの尾鷲側は
ずっと針葉樹の植林帯だったのですが
山の反対側は照葉樹林(ウバメガシ?)の
ところもありました。

気持ちのいい道でしたよ。


下っていくとまた植林帯になりますが
それもまたきれいでした。




八鬼山を歩ききって


新宮まで54qのところまで来ました。



石の道を歩いていくと



だんだん開けてきて



紀勢本線を渡った先で



海が見えてきます。


八鬼山を越えたけどこの日はまだ
三木峠、羽後峠、
あと2つの越えが待っています。

がんばって歩くよ?!



続く…。







標識で決めたい。ハイセンスサイト



  急げ急げ?!!


  少しでも早く着いて向こうの街で稼がないと両替が待っている!

  生活費が足りないから両替するなんてカッコ悪いことは出来ない!








  バトゥミまでは371キロ。


  山道が多いだろうから6時間くらいで行けるはず。


  雪、雪ね、雪次第ですね。












  おはよぉぉおー!!!


  すでに10時ぃぃーー!!







  残りの食材を全て炒めてパスタに絡めつける!

  この朝ごはんで今日一日分を腹の中に溜め込む!

  どうせ今日はご飯なんて食べてる時間はない!





  てか、もう10時だしね…。


  用意して11時過ぎってところね…。






  お世話になったママと記念撮影してバイクに乗り込む!
















  寒いぃぃぃーー!!











  バイク寒ーよー!!










  ただ大物映画監督ばりの天気待ちを続けてきたからね!

  空には久々の青空!




  なのに、














  山、寒いぃぃぃーー(°_°)


  雪の上を吹いてきた冷たい風が容赦なく体に当たる。


  雪の溶けた水溜まりが道路にたくさんあって対向車線を走る車があげる水しぶきを何度もかぶる。





  おう…。



  悪気はないんだろうけど、おう…。





  ムカつくけどムカついてるヒマもなけりゃ怒る理由もない!


  急げ急げ?!!
















  標高ってすごいよね♪

  山を下れば暖かい空気☆



  ジョージアらしくワイナリーが点在してる。

  一度くらいワイナリーに行ってみても良かったなーとか思いながら寒さから解放されてウキウキ気分で進む。





  まっ、寒いけどね(笑)

















  宿で何度も聞いたクタイシを通る。


  トビリシの宿に来る旅行者は何かとこのクタイシってとこにも行ってた。



  何があるんだろう?



  ちょっと気になる……


  早起きさえしてれば行けたのに!

  もうちょい稼いでおいてたら行けたのに!

  寒くなかったら気分的に行けたのに!









  きっと世界遺産とかになってる古い建物とか教会とかがあるんだろうな。

  昔なら世界遺産の近くを通ったならば旅人としては義務的に行かないといけないって思ってたけど今はね、


  世界遺産あり過ぎだし登録され過ぎてもうて有り難みがどんどん下がってる。










  網に引っかからなかった世界遺産はサクサクとスルーしていかないといつまで経っても先に進めないしね!










  




  いい景色が広がってる。


  遠くの方に雪を被った高い山。

  あの雪山の向こう側はロシアが広がっている。



  ソチオリンピックの会場があった場所。

  そう思うとそりゃここも寒いはずだわなって思う(笑)









  時間は15時!

  残り100キロ程!



  もうちょい飛ばせば夕日の沈む時間に間に合うはず!

  ロマンチックタイムまでにバトゥミに滑り込んでギター構えなきゃ!!!











  おりゃーー!!!

  バイクブンブンブブンのブン♪
































  やっちまった(°_°)



  スピード違反ではない。

  たまたまスピードは遅かった。


  なぜなら前に激遅のトラックがいたから…。







  そりゃ、さ?




  普通、抜かすくね??




  前に激遅トラックがいたら抜かすくね?











  しかもみんな抜かしまくってるのに何で俺だけ捕まるの?  運? タイミング?





  ただ俺は今までも幾度もなく悪徳警察官から逃れてきた!

  賄賂なんて払う気はない!

  そもそも払うお金がないから今回は余裕だね♪



  「マジでこれしかないから」って言っておけば諦めるか500円だけで済むかだね。









  悪徳ポリスマンには悠然とした態度で対応するのが俺のポリスィー。


  打倒!悪徳ポリスマン!!










  ポリスマン「ハイ、マイフレンド、標識は見たかな?ここは追い越し禁止だよ?」



  洵智「打倒! 打倒! 打倒!えっ? そんなの見えなかったけどな???」





  ポリスマン「そうかー。それは仕方ないけど決まりだからね。ペナルティーが必要なんだ。」


  洵智「打倒! 打倒! 打倒!お金ないから払えないですー!どうせあなたのポケットに入り込むお金なんて払えないよね?!?」




  ポリスマン「お金は今すぐではなくて反則金として1ヶ月以内に銀行に振り込んでくださいね。ここでは金銭のやり取りはしませんからね。」


  洵智「打倒! 打倒! 銀行なんて知らないですー!どうせ今までみたいに払えないような金額言ってきてそれなら少しでいいからここで払えみたいなこと言うんでしょ??!」




  ポリスマン「じゃあこれが反則キップだから銀行に行って払い込むように。50ラリ、2500円だよ。」


  洵智「打倒! 打倒…。」







  洵智「打倒!」







  洵智「打倒…。」

































   妥当(°_°)








  全てが妥当なんですけどぉー??

  攻め入る隙なんて1ミリもなくて図式はただの『正義感溢れる警察官』対 『罰金を逃れようとしてるアホ』。




  



  ダメダメダメダメダメダメ!!





  バトゥミで50ラリもお金作れるはずがないしそれどころか生活費稼ぐだけでいっぱいいっぱい!





  なんとかしなきゃ!
  なんとかしなきゃ!
  なんとかしなきゃ!







  洵智「アイ ドント ノー ハウー トゥー ペイ 。ソー アイ キャント…?」


  正義「ノー。」




  洵智「アイノー アイノー バット アイ ドント ノー ハウ トゥー ペイ…?」


  正義「ノー。」






  洵智「アイ ハブ ノー タイム ノー マネー ソー アイ キャント ペイ ディッス…?」


  正義「ノー。」























  ハウー(°_°)

  正義には何人も勝てないようになってるのかしら??(°_°)



  交渉すればするだけ自分の心がどどめ色に変わっていくのを感じる(°_°)

  汚いわ、とってもとっても醜いわ、私!!?














  でも何とかなんないのかなー!!

  って思ってたら、

  正義「まぁ、君はツーリストでしょ?バイクでトルコに行くんでしょ?そうなればこっちとしてもどうしょうもないけどね?パチリ」















  いいの?












  今の僕はどどめ色の心の持ち主だから全てをとんでもなく自分の都合の良いように解釈するけどそれでも良ろしくて?


  あなたのウィンクの意味はおそらく「まぁ、正義感に従って行動してくれたらいいよ?パチリ」だと思うけど「別に国を跨いだら無効だしね?パチリ」とも取れるよ??





  どっちを選んでもいいわけ??














  ありがとうございます!

  とにかく今日、ストリート頑張ってみます!!

  僕の中の正義が勝つかどうかはギターケースに入る金額次第です。36歳にもなってうんこでごめんなさい。
















  いやはや???(°_°)












  困った困った、とっても困った。


  道にたまに出てくるカジノホテルの看板だけが希望の光!


  これだけ立派なホテルが沢山あるならローシーズンだろうが賑わってるはずだしカジノで一攫千金を稼いだ猛者が一撃で50ラリくれるかもしれない!!




  なんにしても稼げないと今日の宿代も飯代もない!





  うりゃりゃー!

  急げーー!!!


















  


  ハウ(°_°)


  このタイミングでガス欠…。




  大切に使おうと思っていた最後の500円でガソリンを入れる!

  もう心も体もガリンガリン(°_°)




  残り20キロ!

  そして日没まで10分!






  終了の鐘は聞こえ始めてるけどなんとか1、2時間は弾けるはず!!!






  よし!

  人はいないけど場所を探してる時間ない!

  そして恐らく噴水やらがあって街灯があるってことはここが一番の場所なはず!!






  「うぉぉおーー!!! 50ラリ50ラリ50ラリラリラリラリラー!!!」























  す、救われた…!

  たまたまトルコから来てる学生たちの団体さんが通りかかって無理やり絡んでお金をもぎ取る!(笑)


  疲れたなんて言ってられない!

  テンションアゲアゲボルテージマックス!






  学級委員みたいなリーダーシップ発揮してる子に帽子渡してみんなからお金を集めてもらう☆


  ノリに任せてもぎ取るもぎ取るもぎ取りまくる♪









  よし!

  なんとか宿代はこれで稼げたはず!





  50ラリ?









  なんでしたかね??

















  トルコとの国境の街。


  トルコのお金が結構入ってる。




  2時間ほどポツポツと人が歩いてる中ギター弾いて引き上げる。

  上がりは20ラリと30リラ。




  団体さんのお陰で形にはなった。



  疲れた、宿に向かわないと。














  今日の宿は中心から10キロほど離れた場所にある。

  直前割引で80%オフ♪

  一泊400円程☆






  
  着いた場所は山の上にある住宅地(笑)

  バイクじゃなきゃ絶対行けない、てかバイクでも迷いに迷って結局道行く人に電話してもらって迎えに来てもらった程(笑)




  郊外から外れまくった自宅の二階を宿泊者用にリメイクしてるような宿。



  もうここからが大変だった♪











  もう飲みまくり!!

  自家製のワインと自家製のチャチャを飲みまくって近所から友達とかも呼び出して真夜中までドンチャン騒ぎ!



  お陰でご飯も食べれたしお酒も飲めたけどなんてハードな一日なんだ!(笑)



  もう酔っ払い過ぎて良く覚えてないけど楽しかったよね!!

  なんかめちゃくちゃ楽しかったことだけは覚えてる(笑)






  新しい街バトゥミ。

  滞在期間は短いけど初日から最高な夜を過ごせた!

  トルコへの足がかりを明日で作らないと!


  貧乏ってほんと嫌ね。(笑)





?志?

自分の中で出来ると思ったことは


100パーセント実現する 


なのに思い通りになってないってことは 


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